朝日新聞2010年12月16日の記事
「コレステロールは高めがいい?」
記事では、
栄養学の研究者でつくられる脂質栄養学会が発表した
「コレステロールは高いほうが長生きする」という指針に、
動脈硬化学会が非難声明を出した。
2007年に日本動脈硬化学会が悪玉コレステロール
(LDLコレステロール)値の値が、140以上などだと、
脂質異常症と診断する基準を発表した。
その基準に真っ向から意義を申し立て、さる観察研究から
「コレステロールは下げる必要はない。高いほうが
安全というのははっきりしている指標。朗らかな人や
よく笑う人は、コレステロールも上がる」と
脂質栄養学会理事医長の浜崎智仁富山大教授は述べている。
※記事の詳しい内容は朝日新聞をご覧ください。
ここで一番問題なのは、LDLが高くても健康上問題ないのかと
安易に考え、普段の生活を顧みない人がでてしまうことです。
あらゆる健康情報が散乱する現在、
ちょっとでも自分にとっていい情報があるとあまり深く考えず、
安易にその情報を信じて、良い結果を得られないばかりか、
良くない方向に流されている人が非常に多いと思います。
すべてにおいて正しい判断をくだせるわけでは
ありませんが、自分の健康に対して基本的な知識をつけ
論理的に考えることができれば、
十分に気をつけることは、できると思います。
食生活に関して基本的な考え方を身につけるお薦めの一冊として、
弊社刊行の『食べモノの道理』佐藤達夫著では、
この善玉・悪玉コレステロールの問題をわかりやすく説いています。
その他の内容に関してはこちら→★
まず、
そろそろコレステロールを善玉・悪玉に分けることをそろそろやめようと
提唱しています。
さらに、
この安易な分類は多くの人に誤解を招いているし、
生活習慣病世代の人たちの「生活習慣の改善」に結びつかないばかりか、
その結果、生活習慣病の予防にも役立っていない。
LDLコレステロールもHDLコレステロールも生体にとって同じように
大切な栄養成分である。
※なぜ、コレステロールに善玉・悪玉もないかは、本書を読んでいてただければ、
科学的な根拠に基づいた説明があります。
一番大切なのは、これを食べればやこれを減らせばではなく、
自分に合った食生活、(食べすぎない、栄養のバランスを考える、
楽しく食事をする)そしてストレスを溜めず適度に運動をすることです。
いまとりたてて病気でない人は、ぜひその健康状態を維持するために、
過剰にならずに食を中心として生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
過剰にならず論理的に健康を維持するためにも、
本書を一読されることをお薦めします。
『食べモノの道理』詳しくはこちら→★
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