天の川苗代水にせきくだせ あまくだります神ならば神
能因法師
雨乞いの歌である。千年の昔、伊予の国、今の四国・愛媛に滞在していた能因法師が、日照りに苦しめられて困っていた国守に乞われて詠んだという。
神よ、天降るという神にふさわしいなら、どうぞ天の川をせき止めて、苗を植える田んぼに雨を流し落としてください。―――
『宇宙吟遊 光とことば 星めぐり歳時記』海部宣男 著より
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今日5月2日は、昼過ぎから雨が激しくなってきましたが、
能因法師の祈りが今になって届いたのでしょうか。
それにしても、天の川をせき止めるという発想に驚きます。
それぐらい、昔の夜空の天の川は、キラキラした川のように見えたのでしょう。
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