水曜日

光のことば12月 神原有明の詩「日のおちば」-『星めぐり歳時記』より

日の落穂、月のしたたり、

残りたる、

誰か味わひ、

こぼれたる、

誰かひろひし、

かくて世は過ぎてもゆくか。

神原有明


~前略~

冒頭は、神原有明の詩「日のおちば」、最初の四行である。神原有明は、薄田泣菫とともに明治新体詩寵児として活躍した。美文調でわかりにくい象徴詩だから、今は忘れ去られている。
けれどそこここにちりばめられた美しい断片には味わい深いものがあって、私は今も時々、ふっと思い出しては口ずさむことがる。

~後略~

以上、『宇宙吟遊 光とことば 星めぐり歳時記』海部宣男 著より

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日本での今年最後の天体ショーとなった皆既月食は皆さんご覧になったでしょうか。

8歳の息子にも見せてあげたいと、毛布にくるませて抱っこして鑑賞しました。
(たぶん息子はすぐ忘れると思いますが、私は子どもの重さとともに一生忘れません。)


赤くなるというのが何とも不思議でした。


昔の人はさぞ驚いたことでしょう。




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