産経新聞【手帖】(4/20)で紹介されました。
絵本の役割を教えてくれる
絵本は子供にとってどんな影響を与えるのか。そんな疑問に答えてくれるのが本書『絵本があればだいじょうぶ! 子育ての悩みは絵本でぜ~んぶ解決できる!』(浜島代志子著、じゃこめてい出版・本体1300円+税)だ。
「絵本教育をどうすれば子育てに取り込めるか」というテーマのもとに、Q&A形式で展開する。
たとえば「字が読めない赤ちゃんにも絵本が必要ですか」との質問に、「お母さんの声を聞くことで、心が満たされ、情緒が安定します。
--絵本を見せて語りかけると、想像力が養われます」と答える。
母親だけではなく、父親の読み聞かせの重要性も訴える。
「声の力というものは、ほんとうに偉大なものです。
子供の頃に聞いた声は、成長してからも心の奥底に残っているものです」。
お説教や大声で怒鳴るより、「絵本の読み聞かせこそが心の奥深く響く」と説く。
巻末にはゼロ歳から大人までの年齢別おすすめ絵本ベスト50を掲載。
中学生から大人には「銀河鉄道の夜」「ごんぎつね」などが挙げられている。
過去に読んだ人は多いだろうが、成長する過程で読んでいくと、感じ方も違い、新しい発見がある。
「絵本は心の食事、絵本選びは食材選びです」という著者。
「絵本子育て応援団長」を自認し、絵本の読み聞かせの活動を幼稚園、小学校などで行っている。参加した子供は約45年間で延べ400万人を超えたという。
子供や母親と現場で接してきた体験が豊富なだけに、言葉に説得力がある。
活字離れが進み本が売れない時代。だからこそ、絵本は本を読むきっかけにもなる。
本書はそんな絵本の役割を考えさせる。
(産経新聞サイトより転載 サイトはこちら)
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