天に鳴響む 大主
明けもどろの花の
咲い渡り
あれよ みれよ 清らやよ
地天鳴響む大主
明けもどろの花の
夜の暗さを追い散らし、天をとどろかせて、朝の太陽が
ゆっくり華ひらいていく。一望さえぎるもののない水平線から
昇る神なる光は、大海原に赤く映え、ゆらめいて燃えあがる。
「もどろ」はまだら、乱れすさまだ。
沖縄に伝わる古代歌謡集『おもろさうし』の歌である。
世界広しといえども、太陽を讃えてこれほどまでに美しい歌が、
ほかにあるだろうか。そういう気がする。―――
『星めぐり歳時記』より抜粋
夏の散歩は夜に限らず、
涼しい明け方に散歩してみるのも夏の一興ではないでしょうか。
天体(宇宙)を楽しむ一冊
『星めぐり歳時記』 元国立天文台台長 海部宣男・著
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