『小笠原流礼法の子育て-日本の伝統行事から学ぶ十二ヶ月』の著者、小笠原流礼法総師範が教える「ひな祭り」
以下書籍より抜粋。
ひな祭りは、ひな人形を飾って女の子の健やかな成長と幸せを祈る行事です。
お子さんには「女の子が健康で幸せに育つことを願う日」と説明しましょう。
わが家では早くから雛人形を飾り、桃の花を添えます。
当日にはちらし寿司やハマグリの吸い物、甘酒、草餅をいただきます。
雛人形を翌四日にしまうまでがひな祭りです。
中国では古くから川辺で草を踏み、川の流れで身を清める「踏青(とうせい)」という
風習があり、酒を酌み交わしてケガレをはらったといいます。
一方日本には古来、ケガレを身体から離して清からにするという、祓えの信仰がありました。
この二つの風習が習合し三月上巳の日の祓えとなり、紙でできた人形(ひとがた)や衣類に身体のケガレを移して川や海に流すようになったのです。
これは現在でも、流しびなとしてその姿をとどめています。
祓えの人形は、次第に豪華なものとなり、やがて観賞用の雛人形となって、雛が三月三日の主人公的存在となります。
(本文より抜粋)
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