「生きるチカラ」植島啓司・著(集英社新書)
植島啓司先生の生き方、経験を通して語られる内容は、
基本的に人生はプラスマイナス=ゼロ(幸も不幸もチャラ)であるということを
これでもかと教えてくれています。
チャラであるのならば、あらゆる好きなことを
やってみるほうが人生面白い。
いや、起こった事柄に対して、幸も不幸も究極のところないと
言っておられます。
「一生これでいこう」と決めるのもいいが、
人間はあらゆる面(性格・人格)を内包して生活してる。
その多面的なものを人生で生かすことによって、
より豊かにあらゆる幸不幸のが味わえる楽しい人生に
なるのではないかと示唆しています。
そして、自分だけが幸せを独り占めにしようとしても、
結局、独り占めした大きな幸せは、その人の最も大切なものを
独り占めした幸せの分だけ、不幸にする法則があるのではないかと
さまざまな事例を示しながら語ります。 ちょっと怖いです。
しかし、この世界に住む人間を多面的なものとしてとらえ、
救いようない世界こそ素晴らしい世界だと看破しています。
植島先生は、宗教学という学問が好きというより、
愛すべき人間をもっと知りたいというその視点で
宗教学を学ばれているように感じました。
この本はおそらくスピリチュアルな世界があまり興味のない人に
向けて、人生で現実に起こった事象などを例に挙げて
興味のない人にも分かりやすくこの世の精神世界の仕組みを
といていると思いました。
あなたのやりたいこと、幸せの方法は
あなたの心の中にしかありません。
答えは心の中にしかないということ。
この本でなにか気づきが生まれた方、
このブログをなぜか最後までお読みになった方は
植島先生の本とともに
この本もお薦め致します。→★
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